M2マクロファージ移植に認知症改善の可能性

2016年4月6日

M2マクロファージ移植の効果

Dan Zhuらの研究チームは、アミロイド-β治療中のマウスにM2マクロファージ移植を行う実験の結果を公表した。

研究結果は、3月16日に公刊された「Journal of Alzheimer’s Disease」上で発表されている。

マウスを用いた実験を実施

M2マクロファージ移植は、これまで神経変性の病気において、神経保護効果があることが報告されてきた。

そこで研究チームでは、アミロイド-β治療中のネズミに対し、M2マクロファージ移植を実施し、神経保護効果があるか否か、そしてその潜在的メカニズムをついて調査を行った。

マウス実験では機能改善を示す

アミロイド-βのマウスへのM2マクロファージ移植によって、マウスの脳内の微小環境下において、認識機能の損傷、ニューロンの損傷及び炎症に変化・改善をもたらすことが明らかになった。

(画像はIOS PRESS HPより)

▼関連記事
アルツハイマー病では記憶が失われていない可能性 理研が発表

▼外部リンク
IOS PRESS

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る