“ながら動作”で認知症予防 女性専用フィットネス内にパソコン教室誕生!

2015年10月25日

高齢の女性でも気軽に楽しめる施設

SMCC株式会社は、自社の女性専用フィットネススタジオ「ウエルシス BBスタジオ」静岡伊勢丹店に、9月25日より、新たにパソコン教室を併設する。これより利用者は、「カラダとアタマのトレーニング」にワンストップで取り組むことが可能となる。

「ウエルシス BBスタジオ」では、マシンを使用した軽い筋トレメニューやヨガ、ピラティス、専属インストラクターによるバレエストレッチ、ズンバ、バランスボールなどのスタジオメニューのほか、顔のリフトアップメニュー、カルチャースクール開催など、高齢の女性でも気軽に楽しめる施設となっている。

「アタマのトレーニング」パソコン教室

今回、平均60歳以上の会員にアンケートをおこなった結果、パソコンやスマートフォンで、ネットショッピング、デジタルカメラ、スカイプ、メール、LINE、Facebook、文章作成などに挑戦したいという声が多く上がった。

同スタジオでは、構えずマイペースで個別に学びたいという要望をうけ、「アタマのトレーニング」の場として、パソコン教室を併設することとなった。

認知症予防には、デュアルタスク(二重課題)が効果的

現在、全国の認知症患者は約400万人、2025年には約700万人になると予測されており、若年層の認知症も増加傾向にある。認知症の改善には、筋トレと脳トレの両方が大切であるといわれている。

つまり、認知症予防には「デュアルタスク(二重課題)」が効果的であり、これは、2つの課題を同時にこなすこと、いわば“ながら動作”である。「ウォーキングをしながら足し算をする」など、有酸素運動をおこなうことでタンパク質を活性化し、記憶力に関わっている脳内の海馬の量を増やし、なおかつ頭を使うことによって、脳の前頭葉も活性化する。

国立長寿医療研究センターの研究では、デュアルタスクによってMCI(軽度認知障害)の認知機能が向上することが確認されている。

脳トレゲームから

同スタジオでは今後、腰痛や膝痛の改善などのトレーニングメニューを監修している東京福祉大学の上村孝司教授とともに、パソコン教室とフィットネススタジオの融合を図り、「デュアルタスク」に効果的なメソッドを共同開発していく。

パソコン教室では、まず初歩的なパソコン操作からスタートし、その後脳トレのゲームなどで操作に慣れる。8台のパソコンと6台のタブレットを設置し、4人同時に個別学習が可能。料金は、1時間 1,300円(税込)。事前予約が必要となる。

(画像はプレスリリースより)

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▼外部リンク
SMCC株式会社プレスリリース(@Press News)
「ウエルシス BBスタジオ」静岡伊勢丹店


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