ユマニチュードに関するアンケート調査を実施
認知症介護経験者100名に効果等をアンケート
「ユマニチュード」は、二人のフランス人、イブ・ジネストとロゼット・マレスコッティが編み出した認知症ケア。“見る”、“話しかける”、“触れる”、“立つ”の4つの基本柱を組み合わせた150を超える手法を駆使して、患者さんと円滑なコミュニケーションをはかります。詳しくは、おすすめリンクより「魔法のような認知症ケア「ユマニチュード」をご覧ください。
そんな「ユマニチュード」の普及や効果について、認知症の介護経験者100名を対象にしたアンケート調査が実施されました。行ったのは、認知症の情報サイト「認知症ONLINE」を展開する株式会社ウェルクス(東京都墨田区)。
高い認知度と実践度
「ユマニチュードをご存知ですか?」という質問に対して「知らなかった」と答えた人は10%にとどまり、高い認知度が見て取れます。さらに、「ユマニチュードを実践したことはありますか?」という設問では、58%があると答えており、半数以上が実践しているという結果になりました。
選択式の設問の他、自由回答欄には次のような様々な意見が寄せられました(要約・抜粋)。「穏やかになり、不機嫌になった理由を話してくれる」、「キツイ表情が柔らかくなった」、「歩けなかった方が少しずつ歩けるようになった」、「介護する側も穏やかになった」。
介護する側も穏やかになる
魔法のよう、とも言われるユマニチュードには、多くの介護者が可能性を感じて実践していることがわかりました。アンケートを実施した株式会社ウェルクスは、次のように調査のまとめを結んでいます。
有効なコミュニケーションを具体化したユマニチュードは、人との関わりを良好にすることで患者の自立を促し、さらには、介護する側の心をも穏やかにすることで、さらに豊かなケアへと導く相乗効果を発揮することが分かりました。このような結果から、ユマニチュードを実践する機会は今後も増えていくだろうと考えられます。
▼外部リンク
ユマニチュード実践してる?その効果は?認知症介護経験者100名に聞きました
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