認知症対応型通所介護

この記事の目次
  1. 認知症対応型通所介護とは
  2. 認知症対応型と普通の通所介護(デイサービス)の違い
  3. 認知症対応型通所介護は「地域密着型サービス」
  4. 認知症となっても住み慣れた地域で生活をしていく
  5. 専門性と手厚さで認知症利用者を支援する
  6. 事業所の選び方について
  7. その方に合った事業所をみつけるために

認知症対応型通所介護とは

認知症対応型通所介護とは、認知症の方が、通所介護の施設を訪れて行う入浴、排泄、食事などの介護、そのほかの日常生活を送るうえで必要となるサービスや機能訓練(認知症の利用者を対象にした専門的なケアや作業療法等の実施)をいいます。

また精神的・身体的な部分の機能回復だけでなく、自宅に引きこもりがちになる認知症高齢者の社会的な孤立感を解消したり、家族の介護負担を軽減(レスパイトケア)することも目的としています。要介護方が利用できます(要支援1・2の場合は「介護予防認知症対応型通所介護」といいます)。

認知症対応型と普通の通所介護(デイサービス)の違い

認知症対応型通所介護は「地域密着型サービス」

認知症対応型通所介護は「地域密着型サービス」という区分になります。

地域密着型サービスとは、高齢化が進み、今後一人暮らしや高齢者のみの世帯が増加することを踏まえ、いずれ要介護状態となっても高齢者が住み慣れた地域で介護サービスを受けながら生活できるよう支援することを目的に2006年の介護保険法改正の際に導入された介護保険サービスのカテゴリの1つです。

他に代表的なものでは小規模多機能型居宅介護や認知症対応型共同生活介護(いわゆる「グループホーム」)があります。

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)についてはこちら

認知症となっても住み慣れた地域で生活をしていく

「住み慣れた地域で…」とあるように、地域密着型サービスは基本的には現在住んでいる地域(基本的には市町村単位)にある事業所を利用します。

一方で普通の通所介護は、事業所と利用者が合意すればどんなに遠くの施設であっても利用可能です。

専門性と手厚さで認知症利用者を支援する

認知症対応型の最大の特徴は、利用者が専門的な認知症ケアを手厚く受けられる、また、その人らしく在宅で生活していくための支援を受けられるという点にあると思われます。

例えば日常生活で行う掃除や洗濯や調理といった活動を大人数の中で個別に行うことは難しいですが、職員が寄り添いながら周りを気にすることなく本人のペースで出来るとしたら、その質や満足感は他のサービスとは比較にならない程になるでしょう。

事業所の選び方について

その方に合った事業所をみつけるために

現在はインターネットが普及し、介護施設も公的なサイト(例えば都道府県管轄のサイト等)で情報公開を行っています。ですが、文面や画像で取得できる情報はほんの一部分です。地域包括支援センターや、ケアマネジャー等へ相談し、いくつかの事業所を体験してから決めることもおすすめです。

認知症は早期に対応することで軽度の状態を比較的長く保つことのできる疾患です。出来るだけ在宅でその人らしく生活できるようにしていくことが、認知症高齢者の方のためにできる最良の支援ではないでしょうか。


参考文献:1)厚生労働省 介護事業所・生活関連情報検索 (2019年12月10日アクセス)


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