静岡にレビー小体型認知症のピアサポートネットワーク発足
2016年5月27日

レビー小体型認知症に関する情報交換ができる組織静岡に発足
平成28年5月22日、レビー小体型認知症本人やその家族また医療関係者が互いに交流し、情報を交換するための組織「レビー小体型認知症サポートネットワーク静岡」を、発足したと報じられた。
早期発見及び症状の普及を目指す
レビー小体型は日本全国で最低でも90万人存在するとされ、認知症の中でも2番目に多いといわれている。
それにも関わらず、一般の者はもちろんのこと介護や医療スタッフ等の間でも、レビー小体型認知症の特有症状等についてあまり知られていない。
だが患者のケアをするに当たり、その症状や特徴を踏まえることが重要な点を考えると、これの啓発を進んで行い認知度を上げていくことが重要といえる。
このことから、今回立ち上げられた「レビー小体型認知症サポートネットワーク静岡」では、レビー小体型認知症に関する正しい知識の普及及び、患者本人への理解ある社会の醸成を目指していくのだ。
レビー小体型認知症サポートネットワークについて
レビー小体型認知症サポートネットワークは、レビー小体型認知症の発見者である小阪憲司横浜市立大学名誉教授の立ち上げた、全国規模のネットワークで今回はその静岡版ということになる。
これは看護や医療関係者等を要員として、定期的な交流会や研修会を通しレビー小体型認知症患者本人やその家族を、ケアと医療の2側面からサポートしていく。
なお、5月の上旬には既に初の研修会が行われており、そこでは宮嶋教授による最新知見の解説や奥山代表からの、レビー小体型認知症患者における日常生活に関する説明等がなされた。
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レビー小体型認知症サポートネットワーク
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