認知症患者及び予備軍向けの徘徊防止・外出探知システム実証実験成功

2016年5月22日

金沢市でのネット環境不要の外出探知・徘徊防止システム実証実験成功

平成28年4月26日、日本で初めての認知症患者及び予備軍向け外出探知・徘徊防止システムの事業化に対する、金沢での実証事件に成功したとグローバルタスクフォース株式会社が発表した。

なお、今回のこのシステムはOff Line株式会社により開発された日本において初の、ネット環境のいらないAir Talkメッセンジャーを活用したものである。

金沢にて行われた実証実験でシステム正常に作動

今回の実証実験は金沢市において、りくつなケアネット金澤や金沢西病院を中心とした病院また、ケアハウスや訪問看護ステーション及び製薬メーカや薬局等といった、主要事業者の協力の下2016年4月14日から15日の午前9時から午後5時まで行われた。

対象エリアは市内4km四方エリアで、徘徊老人役10人とケアマネージャー及び親族役に分かれ、老人役にはビーコンを、親族及びケアマネージャー役には家族端末を持たせたうえで、40台のAir Talkユーザーによるサポーター端末によってビーコンを検知、それを家族端末へ配信するというものだった。

結果、10個あるビーコンはスマートフォン向けアプリAir Talkによって全て検知され、その位置情報は正常に家族端末ヘリアルタイムにて送信されたのである。

サービス依頼を正式に受諾済み

今回行われた実証実験における成功という結果を受け、既に多くの事業者より正式のサービス依頼を受けている。

そして、これを受けグローバルタスクフォースは多様な領域での事業者と、戦略的連携を積極的に行っていくことでオープンなイノベーション戦略をとり、各セグメントを対象にしたサービス啓蒙を世界的に加速していく。

(画像はグローバルタスクフォースHPより)

▼関連記事
居場所を突き止めます~ALSOKが地方企業・自治体とシステム実証実験へ

▼外部リンク
「認知症患者/予備軍向け外出探知・徘徊防止」システム金沢市で大規模実証実験成功

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る