認知症研究・治験・治療薬開発で神戸市が日本イーライリリーと連携 協定締結

2016年3月20日

認知症研究で連携

3月15日、神戸市、日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)、先端医療振興財団の3者は認知症研究で連携する協定を締結した。

認知症研究・理解促進へ

締結された協定は「神戸医療産業都市における認知症にやさしいまちづくり推進のための連携と協力に関する協定書」。

協定記載内容は4点。日本イーライリリーは認知症治療薬の治験を実施。認知症に関する海外先進都市事例の情報を提供する。

先端医療振興財団は、保有設備・資源を活用し日本イーライリリーに対し協力。陽電子放射断層撮影装置(PET)を使った治療薬の評価を行い、「KOBEもの忘れネットワーク」にて治験対象となる患者の確保にも取り組む。

3者は共同で認知症に対する理解促進及び意識啓発を行い、協定の取り組みについて神戸医療産業都市の情報を内外に発信していく。

認知症を予防可能に

日本イーライリリー社長パトリック・ジョンソン氏は、神戸市を世界的認知症研究拠点としたいとコメントしている。

認知症の薬を届けることができる仕組みづくりを進め、認知症の早期診断・治療・ケアまでの包括的施策の実現に貢献したいとのこと。

▼外部リンク
日本イーライリリー


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