NPO法人ウブドベが描く「認知症の方が暮らす未来のデザイン」 プロジェクト始動!
認知症の人が暮らしやすい『家』とは?
富士通デザイン株式会社と医療福祉事業を手がけるNPO法人Ubdobeの「Ubdobe LAB(ウブドベ ラボ)」では、新しく「認知症の方が暮らす未来のデザイン」プロジェクトをスタートする。
「未来のデザイン」としてプロジェクトなどのメンバーを、7月に広く一般から募集した。
認知症当事者やその家族、プロダクトデザイナー、建築士などに介護の現場で働く現役職員が加わり、さまざまな立場から意見を交換し機能性やリスクを検討、それぞれの知恵と経験を生かし、認知症の人にとって理想の『家』を創り上げていく計画だ。
介護現場の経験を生かして
ワークショップは3回開催し、4回目に発表をおこなう。高齢者介護の現場で3年以上の実践を積み、その経験を裏づけとした介護者の意見や、認知症介護のあり方についての新しいビジョン、未来像への提案をもとに「未来のデザイン」を考える企画となる。
ワークショップは、8月19日(水)/9月2日(水)/9月16日(水)、発表は9月30日(水)におこなわれる予定。
ウブドベ
NPO法人Ubdobe 代表の岡勇樹氏は、祖父が認知症になったのをきっかけに医療福祉の業界に入り、2008年にUbdobeの活動を開始。障がい児施設や小児病棟、高齢者施設、作業所をまわる中で、音楽やアートなどのエンターテインメントによって医療福祉の世界に関わっていこうと決意したという。
ビジョンは、「音楽 X アート X 医療福祉を通じてあらゆる人々の積極的社会参加を推進」すること。医療福祉業界の企画力・広報力不足によるイメージの低下、人手不足による不安定なサービス、サービス利用者や家族らの閉じこもり傾向などの課題解決を目標としている。
同団体では、今回の「ウブドベ ラボ」のほか、野外フェスティバルやイベントを開催する「ウブドベ キャラバン」、「ウブドベ TV」「ウブドベ コレクション」などを企画・展開している。
▼外部リンク
NPO法人Ubdobe「ウブドベ」
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