薬を飲んだことを忘れる認知症の人ももう安心!介護用偽薬『プラセプラス』発売開始

2015年7月15日

PTP個包装で新発売

プラセボ製薬株式会社は、介護用偽薬『プラセプラス』のPTP包装品を、7月14日よりAmazon.co.jpにて販売開始すると発表。

介護用偽薬とは、認知症の人や高齢者の薬の飲みすぎを防ぐためのニセモノの薬で、服用者に違和感を覚えさせないような医薬品らしいパッケージとなっている。価格は999円(税込)。

認知症の人や高齢者に最適

医薬品には、用法用量を守った正しい服用が不可欠。薬の飲みすぎは、時に身体に害を与えたり症状を進行させたりする恐れもあり、注意が必要だ。

しかし高齢者には、胃腸薬、睡眠導入剤、抗うつ剤、頭痛薬、便秘薬、緩下剤など特定の医薬品に執着して、同じ薬ばかり大量に服用してしまう人がいる。

薬に執着する高齢者や薬を飲んだことを忘れてしまい何度も薬を飲みたがる認知症の人には、正しく薬を服用させることが難しい場合がある。強く抑止することにより、介護者の目を盗んで薬を飲んでしまう危険性もある。

認知症の人や高齢者にとっては、「薬を服用する」という行為そのものが、不安の解消や満足感につながる場合が多いという。最近では、「薬の飲みすぎ」や「薬の飲みたがり」に対して、食品としての偽薬を用いた介護ケアが推奨されている。

裏面には「栄養補助食品」と明記

『プラセプラス 30』(PTP包装 30粒入り)は、還元麦芽糖を主成分とする白色タブレット(8mm径)。PTPシートあたり10粒入りで、1箱に3シート入っている。パッケージは医薬品らしいデザインとなっているが、各PTPシート裏面には「栄養補助食品」と明記され、介護者が判別できるようになっている。

これまでビン入りの商品しかなかったが、介護現場の声を反映して利便性が考慮され、PTPシート個包装タイプの商品を開発した。還元麦芽糖が主な成分ということで、口に入れるとほんのり甘く、服用しやすくなっているとのことだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
プラセボ製薬株式会社 プレスリリース(@Press News)

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