映画『ゆめのほとり』、認知症グループホームが舞台のドキュメンタリー公開

2015年7月13日

「ゆめのほとり」が完成

いせフィルムが、認知症グループホームを舞台にしたドキュメンタリー映画、「ゆめのほとり」を完成させ、今秋から公開する。演出は、いせフィルムの伊勢真一氏。

伊勢氏は、2014年には、「妻の病―レビー小体型認知症―」を制作し、昨秋からロングラン上映が行われている。他にも、「風のかたち―小児がんと仲間たちの10年―」や「大丈夫。―小児科医・細谷亮太のコトバ―」などを制作。

伊勢氏は、約2年間、認知症のグループホームに通い、入居者たちにカメラを向け、ドキュメンタリーを撮った。

札幌の福寿荘を舞台に

「ゆめのほとり」は、北海道札幌市にあるグループホーム「福寿荘」が舞台となっている。「福寿荘」は、元看護師である武田純子施設長が、2000年に開設。施設長の「一人一人を大切にするケアをしたい」という考えのもと、重度・軽度の様々な症状を持つ42人の認知症患者が生活している。

認知症グループホーム「福寿荘」を舞台に、そこで生活をしている人たちが生き生きした群像を1本のドキュメンタリー映画としてまとめた。

特別なことではなく、当たり前の生活

伊勢氏は、認知症患者を見つめ続けてきた約2年間という時間で、認知症の人は、「何も分からない、できない人」という訳ではなく、「本人なりの思いや願い・できる力を秘めている」人で、「喜怒哀楽を共にしている人」と認識したという。

グループホームにいる人たちの生き生きした生活が見ることができる映画となっている。

▼認知症・MCIの早期発見に

▼外部リンク
いせフィルム


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