新刊『年商1億円!(目標)ばあちゃんビジネス』

2025年4月25日

地方のデザイナーが立ち上げた画期的な高齢者ビジネスとは

小学館から新刊『年商1億円!(目標) ばあちゃんビジネス』が発売されました。前例のない新ビジネス「ばあちゃんビジネス」に挑戦して年商1億円を売り上げた、福岡県うきは市にある、うきはの宝株式会社代表取締役・大熊充さんのノウハウが詰まった一冊。四六判・192ページ、定価は税込1650円。

あなたは、70代、80代になった自分の暮らしを想像できますか? 超高齢化が進む日本。出生率は減り、年金だけでは暮らしが成り立たないと嘆く高齢者が増え、国の社会保障費も高騰するばかり。待ったなしのところまできています。

一方で近年、「高齢者も仕事をした方が健康でいられる」「日々の生きがいが幸せな人生につながる」「人と関わり続けることが認知症の備えに有効」といった科学的な研究結果が注目されるようになりました。

このような研究結果を体現したかのような前例のない新ビジネス「ばあちゃんビジネス」に挑戦したのが、福岡県うきは市にある うきはの宝株式会社(以下、うきはの宝)代表取締役の大熊充さんです。

創業前は99.9%の人から「そんなの無理だ」と反対されたにもかかわらず、ふるさとの福岡県うきは市で高齢者たちと会話を重ね、高齢者のリアルな実態や本音を地道に集め続けた大熊さん。「地元のばあちゃんたちに『生きがい』と『収入』を!」と、ばあちゃんたちが働く場を創出するべく2019年、うきはの宝を創業しました。

うきはの宝は、ばあちゃんたちの知恵と知識を生かした商品を続々と発売。数多くの困難を乗り越えながら、福岡県知事賞を受賞した『蜜な干し芋』や、発行部数5000部の『ばあちゃん新聞』などのヒット商品を続々と世に送り出し、いまや超高齢化社会の課題を解決する新ビジネスとして国内外から注目を集めています。

世界的な長寿研究者や認知症専門医も注目

大手企業からも協業の申し込みがひっきりなしのうきはの宝。何よりも注目されているのが、ここで働くばあちゃんたちの活躍です。
「どうしてそんなに楽しく、元気に働けるのか?」国内外から多くの視察が訪れる中、2024年にはアメリカのスタンフォード大学で長寿研究に携わるケン・スターン氏も来訪。「うきは市に日本経済活性化のヒントがあった」とコメントしました。

認知症専門医からの注目も高まっています。強制的ではなく、「これは私の役割だ」と感じられる仕事を任され、目標に向かって仲間とワイワイ行動しながら、社会参加ができている。そんなうきはの宝のばあちゃんたちの日常に認知症を予防し、健康寿命をかなえるヒントがあると考えられているのです。

「目標年商の1億円はあくまでも、僕にとっての通過点。みんなで1億円稼ごうぜって話じゃありません。ただ、ばあちゃんビジネスはどんな地方都市でもできる。小さな規模でも継続できる。地方で起業している他のビジネスよりも夢がある話だということだけは確信しています」(大熊さん)

高齢者ビジネスを起ち上げようと考えている人はもちろん、地域づくり・社会づくりに携わる民間企業のビジネスマンや、働き手が少ない地方の起業家にとっても戦略のヒントとなる「ばあちゃんビジネス」。

「全国に元気なじいちゃんやばあちゃんが増えると、日本全体が明るくなる! みんなでいい世の中にしていきましょうよ!」大きく旗を振り続ける大熊さんの道なき道を切り拓くパイオニア精神は、やがて高齢者になる現役世代にも、自ら考え、立ち上がる勇気を与えてくれます。さあ、あなたの地域でも高齢者ビジネスの旗を振り始めませんか?

著者紹介

大熊充
1980年、福岡県うきは市生まれ。うきはの宝株式会社代表取締役。地元の高校を中退後、独学でデザインを学び、2014年デザイン会社を創業。デザイン会社経営の傍らソーシャルデザインを学び、地元うきは市の地域課題を解決すべく様々な活動を開始。生活に困窮し、生きがいを失っている高齢者に「生きがい」と「収入」を創出すべく2019年、うきはの宝株式会社を創業。福岡県知事賞を受賞した『蜜な干し芋』、発行部数5000部の『ばあちゃん新聞』など、ばあちゃんの知恵を活かしたヒット商品を続々と世に送り出す。75歳以上のばあちゃんがいきいきと働くうきはの宝の取り組みは、認知症専門家からも注目を集めている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
小学館公式HP
うきはの宝株式会社HP

おすすめ記事リンク

このページの
上へ戻る