認知症の女性が2重投票、選管が投票済みの記載を見落とす【大分県】

2015年4月13日

統一地方選で期日前投票のミス

2015年4月9日、豊後大野市選挙管理委員会は県知事選と県議選の期日前投票で2重投票が起きたことを発表し、謝罪した。期日前投票を巡っては、九重町と国東市においても、統一地方選での期日前投票で選挙管理委員会のミスが発覚している。

投票者は認知症。2重投票の認識はなかった

今回の2重投票をしたのは70代の女性で、医師に確認したところ重い認知症を患っており、本人に2重投票した認識は全くないという。

女性は同9日午前11時すぎに市役所にある期日前投票所にて、投票を行ったという。

その際に、選挙人名簿と宣誓書の確認を行うために、受付担当である臨時職員がパソコンの画面を確認した。画面には女性が4月4日に投票済みと表示されていたのにも関わらず、見落としてしまい、投票用紙の交付を行ってしまったという。

受付担当であった臨時職員は、自分のパソコン操作でそのような表示になったのだと誤解していたとのことだ。

2重投票された票は特定することが難しいとして、通常の票としてカウントされる。

豊後大野市選挙管理委員会は、今後は徹底して再発防止を行うとしている。

(画像は豊後大野市選挙管理委員会より)

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豊後大野市選挙管理委員会


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