「リバイバルダンス」の認知機能・身体機能改善効果が示唆

2022年6月20日

ダンス界のパイオニア「TRF」メンバーが開発

ダンス界のレジェンドであるTRFのメンバー SAM、ETSU、CHIHARUが考案した、認知症などをはじめとした高齢期の病気に備えるためのダンスプログラム「リバイバルダンス」に関する介入実証実験が東京大学先端科学技術研究センターおよび理化学研究所と共同で実施され、「リバイバルダンス」が認知機能および身体機能の向上に一定の効果があることが示唆されました。

「リバイバルダンス」は美空ひばりなど、高齢者にも馴染み深い昭和・平成のヒット曲に合わせて踊りながら運動不足を解消することで、脳神経を活性化させ、身体も思い出も再生=「リバイバル」するためのダンスとして開発されました。今回の実証実験により、「リバイバルダンス」が認知機能および身体機能の向上に一定の効果があることが示唆されたこととなり、分析結果は、国際学術誌『International Journal of Environmental Research and Public Health』に論文として掲載されました。

実証実験では、リバイバルダンスの効果を測定するために、軽度認知障害のスクリーニング検査として用いられるMontreal Cognitive Assessment(MoCA)や、前頭葉機能を検査するFrontal Assessment Battery (FAB)を実施し、高齢者向けの有酸素運動として推奨されるノルディック歩行を実施した群と比較しても、リバイバルダンスを行った群の全般的な認知機能が改善していたことが確認できました。また、歩行能力テストでは10m最大歩行速度で大幅な改善が見られ、これらの数値は認知機能と相関関係にあります。

「リバイバルダンス」(DVD、税込9,900円)は、ショップジャパンより発売されています。また、論文の詳細は下記外部リンクよりご覧下さい。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
ショップジャパン、DVD販売ページ
論文掲載ページ


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