富士通、Savonixと提携し認知機能テストをスマートフォンに導入
2020年10月6日
紙ベースのテストをスマートフォン上で実現
富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社(神奈川県大和市)は、Savonix, Inc.(米サンフランシスコ)が開発・運営する、情報処理速度や注意力などの認知機能テストを同社製品に導入することとし、9月23日より全国のNTTドコモ取扱店から発売された「らくらくスマートフォンF-42A(エフ ヨンニーエー)」に搭載し提供を開始しました。
紙ベースのテストをスマートフォン上で実現した機能であり、15~20分程度で認知機能の評価が可能です。本テストにより、認知機能に関する8つの領域の脳機能の状態を知ることができ、改善方法や、生活習慣に関するアンケート結果を踏まえたアドバイスを受けることもできます。
認知機能に関する8つの領域をチェック
チェックできる8つの領域は次の通りです。
(1)ワーキングメモリ:読んだり、見聞きした内容を覚え、すぐに使用できる能力
(2)実行機能:自分自身の考えを含む複雑な情報を整理して目標を達成する能力
(3)情報処理速度:見たり聞いたり経験したりした事をすばやく処理し、今すぐ使用、 または記憶に保存する能力
(4)柔軟な思考:異なる思考や活動の間を簡単に行き来する能力
(5)注意力:聞いたり見たりして得た情報を、現在または後で利用する能力
(6)瞬間言語記憶:読み聞きした言葉をすぐに思い出す能力
(7)衝動制御:話したり反応したりする前に一度立ち止まって考える能力
(8)遅延言語記憶:時間が経過した後に、読み聞きした言葉を思い出す能力
富士通コネクテッドテクノロジーズ社は、世界初となる携帯電話への歩数計搭載をはじめ、カメラによる心拍数測定、脈波センサーによる血管年齢・体のストレス測定など、デジタルヘルスケア技術を活用した機能を携帯電話やスマートフォンに搭載してきました。
今回の取り組みについて同社では、次のようにコメントしています。「認知機能評価の技術を有するSavonix社と提携を行い、認知機能に関するテストを「らくらくスマートフォンF-42A」に導入し、脳の健康維持を支援するツールとしてご活用いただくことを目指します。」
(文頭画像は富士通公式HP、文中画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
富士通コネクテッドテクノロジーズ、Savonix社との提携により認知機能テストをスマートフォンに導入
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