名古屋「ケアホームひまわり」職員3名、93歳の認知症入所者に対し暴行の疑いで逮捕

2015年4月9日

無届けの有料老人ホーム

名古屋市名東区にある無届けの有料老人ホーム「ケアホームひまわり」で、男性職員3名が、入所する93歳の女性に暴行を加えた疑いで愛知県警守山署に逮捕された。

女性は3年前から入所しており、要介護度5で、少し前のことも覚えていないほどの認知症高齢者。

スマートフォンに暴行の様子を撮影

3人の容疑者は30代と20代。4人部屋に入居していた認知症の女性に対し、口に指を入れたり、指で鼻をふさいだり、持ち上げたりする暴行を加えた疑い。

事件は、容疑者にしつこく声をかけられたという女子高校生から相談を受けた守山署が、事情を聞いた際、スマートフォンに暴行の様子を撮影した動画が保存されていたことから発覚した。動画には、いやがる高齢女性の声と、容疑者の笑い声も記録されていた。

日常的に暴行がおこなわれていた可能性も

同施設には、要介護度1~5の男女30人たらずが入所しているが、名古屋市に有料老人ホームの届け出を提出していなかった。3人の容疑者は、3月31日付けで解雇されている。

運営会社の仲宗根恵子社長(61)は、取材に対し「指導が行き届かず申し訳ない」と謝った。同社長によると、

「容疑者のスマホには、入所者の70歳代男性の衣類を一部脱がして映した画像も保存されていた」(YOMIURI ONLINEより引用)

という。

名古屋市は31日、同施設に立ち入り調査をおこなった。警察も日常的に暴行がおこなわれていた可能性を否定できないとし、詳しく調べる方針だ。

(画像はイメージです)

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愛知県守山警察署

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