キリンHD、静岡県浜松市に「浜松ウエルネス・ラボ」を設立

2020年3月4日

脳の健康サポートで「予防・健幸都市浜松」実現へ

キリンホールディングス株式会社(東京都中野区)は、オムロン株式会社、SOMPOひまわり生命保険株式会社、第一生命保険株式会社、日本生命保険相互会社、日本調剤株式会社と共に、静岡県浜松市にて、2020年4月より官民連携のコンソーシアムを開始します。

同社は、地元医師会や大学、医療機関、参画企業や地元企業などと連携して「浜松ウエルネス・ラボ」を設立し、「予防・健幸都市浜松」の実現に向けて、さまざまな実証研究を通じて同市民の予防・健康づくりに貢献する取り組みを開始します。主な取り組みは次のふたつ。

浜松ウエルネス・ラボの主な取り組み

【「熟成ホップ由来苦味酸」および「βラクトリン」の軽度認知障害(MCI)対象の効果検証】では、軽度認知障害(MCI)を対象に、「熟成ホップ由来苦味酸」や「βラクトリン」の継続摂取が認知機能へ及ぼす作用を検証します。本取り組みを通じて、浜松市民へ脳の健康増進に関する啓発活動やソリューション開発を進めていきます。

【運動と栄養の組み合わせ介入による脳の健康サポートの検証】では、健康意識の高い浜松市のロコモーショントレーニングを行う高齢者の方を対象に、日常生活での栄養改善と運動の組み合わせによる、脳機能や運動機能を含めた健康への効果を検証します。本取り組みを通じて、栄養改善と運動の習慣化による脳機能を中心とした健康増進の検証を行い、浜松市民への啓発活動を進めていきます。

キリン独自素材を活用

キリングループではこれまでカマンベールチーズの研究から「βラクトリン」、ビール苦味成分の研究から「熟成ホップ由来苦味酸」に認知症予防の可能性を見出し、健常人を対象とした臨床試験で各々の成分の継続摂取による認知機能改善を確認しています。

今回、MCI対象の実証試験や運動と組み合わせによる実証試験などの取り組みを通じて、認知症予防、脳の健康サポートの検証を進めていきます。浜松市役所、社会福祉法人 聖隷福祉事業団、浜松医科大学、参画企業などと連携しながら、社会課題解決のための検討を進めていき、浜松市民の健康増進、「予防・健幸都市浜松」の実現にも貢献していきます。

(画像はイメージです)

▼外部リンク
キリンHD、静岡県浜松市に「浜松ウエルネス・ラボ」を設立


このページの
上へ戻る