LIFULL介護「介護施設の利用検討者」実態調査

2019年11月28日

介護施設の利用検討開始は80代がピークに

日本最大級の老人ホーム・介護施設の検索サイト「LIFULL介護」を運営する株式会社LIFULL senior(東京都千代田区)は、11月11日の「介護の日」にあわせ、2018年10月~2019年9月の間「LIFULL介護」を使用し、資料請求や問い合わせをされた方のデータをもとに、介護施設の利用検討者の実態調査、分析を行いました。

調査結果から介護施設入居対象者の年齢は、75歳以上が全体の86.2%を占め、年齢別にみると85歳〜90歳が27.7%と最も多く、次いで80歳〜84歳が27.0%という結果となり、介護施設入居のニーズは80歳以降に急増することがわかりました。

また、介護施設入居対象者の要介護度は軽度者(要支援1、要支援2、要介護1、要介護2)が全体の49.4%を占め、さらに介護度別の認知症症状「あり」の割合は、要介護1の48.6%、要介護2の46.7%となり、要介護度が低い場合でも約半数の方に認知症症状があることがわかりました。

2021年の介護保険法改正で、介護保険料の自己負担の可能性も

現在、政府が検討している介護保険法改正によって、介護給付から外される可能性がある要介護1・2の方の中には認知症症状のある場合があり、家族は半年以内の施設入居を希望しています。実際に、要介護度が1・2の方への介護給付を市区町村裁量で実施する「総合事業」に移す政策が進められれば、自治体や施設の種類によっては、施設利用者の金銭的負担が増加する可能性があります。 また政府は2021年の介護保険法改正で、介護保険料の自己負担を引き上げることも検討しており、この点においても施設利用者及び介護者の金銭的負担が増えることが予想されます。

詳しい調査内容は下記外部リンクよりご覧ください。

(文頭画像は公式HPより、文中画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
LIFULL介護「介護施設の利用検討者」実態調査 介護施設の利用検討開始は80代がピークに、介護施設への入居を検討する49.4%が「軽度」とされる要介護者、さらに約半数に認知症症状あり


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