タイムセラとiPSアカデミアジャパン、iPS特許ライセンス契約
2019年9月6日
京大iPS細胞のライセンスによる創薬
タイムセラ株式会社(京都市左京区)は、iPS アカデミアジャパン株式会社(京都市左京区)との間で、iPS アカデミアジャパンが京都大学より実施権を許諾されているアルハイマー病の予防及び治療剤に関する特許に関し、全世界における開発、製㐀、販売等に関する独占的通常実施権を許諾する契約を締結しました。
本特許は、京都大学が出願した特許であり、京都大学iPS細胞研究所で開発された技術をもとに、薬剤スクリーニングを実施し発見された化合物に関わるもので、アルツハイマー病に対する治療効果があります。
難治性神経疾患に対する根本治療薬の提供を目指す
具体的には、患者 iPS細胞(※)から分化誘導した大脳皮質神経細胞を用いてアルツハイマー病の病原物質であるアミロイドベータ蛋白(Aβ)に注目したスクリーニング法を構築し、これを用いて Aβ 産出を減少させる化合物を探索し、治療薬として有望な化合物を出願しました。 (※)患者 iPS細胞とは:患者から同意を得て取得した細胞をもちいて、京都大学の山中伸弥博士が見出された方法で作製した iPS細胞をいいます。
タイムセラ社では、この化合物の製㐀販売承認申請に向けた薬剤開発を行うとし、これにより、iPS創薬の特長である、①精密な薬剤応答性、②正確な対象患者層別化、③至適な薬価追求、を実現し難治性神経疾患に対する根本治療薬の提供を目指します。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
iPS細胞による創薬革命を実現するタイムセラ株式会社iPSアカデミアジャパン株式会社との京都大学特許ライセンス契約締結のお知らせ
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