千葉県で平成21年に保護された認知症男性、身元判明

2015年3月3日

平成21年8月26日に保護

千葉県は2月27日、平成21年8月26日に富津市海岸で保護された男性の身元が判明したと発表した。

「安心しました。」と胸を撫で下ろす家族

今回判明した経緯は、身元不明だった男性の出身地や生年月日を元に調査した結果、弟と見られる人がみつかったという。その後、平成27年2月12日に住民票が復活し、身元が確定した。保護されていた期間はおおよそ5年だった。

男性は今後も養護老人ホームで生活していくという。

どこにいるかわからなかったので安心したと、男性の家族は話している。この男性については家族の要望により詳細は明かされおらず、入所している施設にも取材は控えて欲しいとのこと。

現在も2名の身元不明者

千葉県によると26年6月13日に公表した身元不明高齢者6名のうち、今回判明した男性も含めて3名の身元は判明しているが、現在も2名の身元はわかっていない。

一人は平成22年3月松戸市で保護された男性。運動靴には、名前の記載もあったが、すでに4年以上経過している。

もう一人は平成23年4月に同じく松戸市松戸駅で保護された男性。現在は有料老人ホームで保護されているという。

厚生労働省は行方不明の認知症高齢者等を探している方に向けての特設サイトを一般公開している。

▼認知症関連おすすめ書籍

▼外部リンク
身元不明の認知症等高齢者の身元判明について
身元不明の認知症高齢者等に関する特設サイト


このページの
上へ戻る