手術により改善が見込める認知症「特発性正常圧水頭症」調査

2018年11月3日

一般、医師の双方から調査

整形外科手術、脳神経外科手術などのソリューションを提供する米国Integra社の日本法人、Integra Japan株式会社(東京都港区)は、認知症や歩行障害、尿失禁をともなう高齢者疾患「特発性正常圧水頭症(iNPH)」について、一般の方の認知度および医師の診療率を調査しました。

認知度については一般の方1,000人を対象に行い、診療率については医師20,135人(34診療科)を対象とし、いずれもインターネットにより調査が行われました。

改善可能な認知症の原因疾患が見過ごされている可能性

その結果、一般の方の90.1%が、手術により改善する可能性のある認知症、iNPHについて、「知らない」と回答しており、依然として認知度の低さが明らかとなりました。また、認知症症状が出た場合、脳神経外科や神経内科を受診する人が37.3%と半分以下であることもわかり、改善可能な認知症の原因疾患が見過ごされている可能性が示唆されました。iNPHの病院診療率は脳神経外科で55.4%、神経内科で49.3%と高いことが確認され、この二つの診療科がiNPH診療の中核をなしていました。一方、精神科でのiNPH病院診療率は6.5%となりました。

国家公務員共済組合連合会 東京共済病院 顧問である桑名信匡医師は次のようにコメントしています。「高齢者の歩きづらさ・転倒や尿失禁などを伴う認知症がある場合、iNPHの可能性があります。改善する疾患なのであきらめずに脳神経外科あるいは神経内科にセカンドオピニオンを求めてみるのも方法でしょう。」

詳しくは下記外部リンクよりご覧下さい。

(文頭画像はイメージ、文中画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
手術により改善が見込める認知症 iNPHを知らない 一般の方は90.1%~改善する認知症が見逃されている可能性。脳神経外科・神経内科の受診を~ 「特発性正常圧水頭症(iNPH)」に関する実態調査


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