IoT鳩時計「OQTA HATO」、福岡県大牟田市で実証実験を開始
2018年10月3日
故郷の両親を思い出したら、スマホをタップするだけ
QQTA株式会社(東京都港区)は、同社のIoTデバイス、キズナ聞こえるIoT鳩時計「QQTA HATO」を活用した実証実験を福岡県大牟田市で行います。大牟田市は、全国に先駆けて「認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言」を掲げ、認知症の人と家族を地域で支えるような様々な仕組みづくりや先駆的な取り組みで知られています。
OQTA HATOは離れた相手に音で気持ちを伝える鳩時計型のIoTデバイスです。アプリを起動しボタンを押すと、遠く離れた相手のもとで1秒ほど鳩が鳴く仕組み。電話やメールメッセンジャー等、言語を用いる通信手段と異なり、音だけに絞っただけにシンプルに気持ちだけが伝わります。返信する機能はないため、返事をしなくてはならないというプレッシャーもありません。この心地よさが最大の特長でしょう。
介護施設や病院に導入、意識変化の有意差を測定
鳩時計は無垢の木材を使用した温もりのある作り。鳩の声は、笛を吹くように空気を押し出して音が鳴るこだわりのふいご式。電子音とは違う柔らかな鳩の声が部屋に響きます。鳩時計を鳴かせるメンバーは8人まで登録できます。価格は税別で31,800円。
今回実証実験が行われる福岡県大牟田市は、長らく「パーソンセンタード」という考え方をもとに、認知症の患者や家族が安心して暮らせるまちづくりを実践しています。今回の実証実験では大牟田リビングラボの協力のもと、約20台のOQTA HATOを試験的に大牟田市内の介護施設や病院に導入し、患者や家族および介護従事者に起こる意識変化の有意差の測定を試みます。
(画像は公式HPより)
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キズナ聞こえるIoT鳩時計「OQTA HATO」を用いた「誰もが安心して暮らせるパーソンセンタードな社会」の実現に向けて、OQTA社が福岡県大牟田市で実証実験を開始
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