映画『ケアニン』 、自主上映会開催数が8ヵ月で500回を突破
2018年8月18日
介護福祉士の若者と認知症患者の絆を描く
介護の仕事を始めた若者が、認知証と本気で向き合う姿を描いた映画『ケアニン』は、2017年6月に丸の内TOEIを皮切りに全国劇場公開され、同年10月から始まった自主上映会の開催数が8か月で500回を突破しました。7月に上映会を開催した広島県、岡山県での上映会では、上映料を全額各県の災害義援金として寄付しています。
本作は認知症ケアや介護職の魅力が分かりやすく描かれているほか、新人介護福祉士と認知症の利用者との絆や親子愛に「涙が止まらない」「感動した」と評判を呼び、クチコミを中心に全国に自主上映の輪が拡大。現在も連日各地から申し込みがあり、勢いは加速しています。
上映会の主催者は自治体や福祉関連の有志団体、介護施設などが中心で、上映会を通じて認知症や介護職への理解を促すことが主な目的。主催者によっては協力団体を募ったり、地域の様々な場所に出向いて告知を行い、「これまでになかった地域の繋がりが生まれた」という声も多く寄せられています。製作委員会は「当面の目標を3,000回とし、今後も全国各地で上映の輪が広がり、認知症・介護職への理解促進や支えあう地域作りの一助になりたい」と語ります。
映画『ケアニン』概要とあらすじ
映画名: ケアニン~あなたでよかった~
監督: 鈴木浩介
初公開日: 2017年6月17日
上映時間: 105分
制作国: 日本
キャスト: 戸塚純貴、松本若菜、山崎一、水野久美、 藤原令子、菜葉菜、小市慢太郎
あさすじ:大森圭(男性・21)は新人の介護福祉士。高校卒業後、これといってやりたいことがなかった圭は、漠然とした理由で介護の専門学校へ入学。
卒業後、圭が働くことになったのは、郊外にある小規模介護施設。
認知症の高齢者たちと上手くコミュニケーションが取れず、悩む日々が続くなか、圭が初めてメインで担当をすることになったのは、認知症の星川敬子79歳。
試行錯誤しながらも、先輩スタッフたちの協力もあり、少しずつ敬子との関係性を深めていく。「なんとなく」で始めた介護の仕事に、いつしか本気で向き合うようになっていく圭だったが…。
(画像は公式HPより)
▼外部リンク
映画『ケアニン』公式HP
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