栃木県矢板市 平成27年度より健康診断に認知症検査を導入

2015年1月17日

市内に住む65歳以上の人が検査対象

矢板市は平成27年度より、市の健康診断の一環として認知症検査を実施することを発表した。栃木県内の自治体では初導入となり、認知症の早期発見や早期治療、予防効果などが期待される。

検査の対象となるのは市内在住の65歳以上の男女9,013人(人数は昨年9月末時点)。検査結果はデータベース上で管理され、利用者の同意があれば情報をかかりつけ医や介護サービス事業者に提供する。

矢板市では高齢化率が昨年9月に26.38%、団塊の世代が75歳に達する平成37年には33.1%にまで上るとされる。超高齢化社会に向けた認知症対策が緊急の課題となっている昨今、その取り組みが注目される。

認知症サポーターも増えている

矢板市では「認知症になっても安心して暮らせるまち」を目指し、学校や職場、自治会などで「認知症サポーター養成講座」の開催を勧めている。

昨年8月に行われた同講座では、参加者たちが真剣に認知症について学び、「認知症の周辺症状について、なぜこうなるかが理解できた」、「認知症にならない方法は何か」などの感想や質問の声が寄せられた。

(画像は矢板市のホームページより)

▼外部リンク
矢板市 記者発表資料 認知症対策について
矢板市 公式ホームページ

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る