ファンケル、「記憶力」に効果的な香りを新たに開発
2017年11月1日
認知症予防関連商品の開発に期待
株式会社ファンケルは、記憶力に効果的な2種類の香りを開発したと発表しました。「テルピネオール」と「カンファー」および「1,8シネオール」をそれぞれ異なる比率で調合した「香り541」と「香り622」の2種類であり、認知症予防にも効果が期待されます。
同社の検証によれば、測定の結果「香り541」を吸入したケースでは作動記憶の中で「情報を覚える」ことに関連する脳領域に血流が増加し、「香り622」の吸入では、「最新情報に置き換える」ことに関連する脳領域に血流が増加していることが分かりました。
「情報を覚える」、「最新情報に置き換える」機能を高めるということは、これらの機能が低下する認知症の予防に役立つことが考えられます。同社では、本結果を踏まえ化粧品や健康食品への応用を検討していくとしています。
効果の検証は、28歳~44歳の健康な男女18人を対象に実施され、試験は「テルピネオール」、「香り541」、「香り622」の香りをそれぞれ吸入しながらパソコン作業を行い、その間の脳の活動について「光トポグラフィ装置」を用い、作動記憶に関わる脳領域について測定しました。
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「記憶力」に効果的な香りを新たに開発 認知症予防にも期待
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