免疫生物研究所、米企業とアミロイドβの権利譲渡契約を終了
2017年9月14日
アルツハイマー病診断薬の開発に注力
株式会社免疫生物研究所(群馬県藤岡市)は、Intellect Neurosciences,Inc.(米国、以下「Intellect社」)と締結したアミロイドβ(アルツハイマー病の病理学的特徴の一つである老人斑の主要構成成分)に特異的に反応する開発抗体(コード名:82E1)についての加齢性黄斑変性(AMD)を対象疾患とした治療用医薬品としての製造、開発および販売の権利の譲渡に関する契約を、9月6日付で終了しました。
Intellect社が、AMD治療薬の開発において前臨床試験に着手することができなかったため、今回の解約となりました。免疫生物研究所は、これまでにアミロイドβに対する各種抗体、ELISA測定キットを開発・販売しており、82E1 抗体はその中心となるベストセラー抗体製品です。本解約により82E1抗体の全権利を免疫生物研究所が所有することとなり、アルツハイマー病の診断薬開発に注力するとしています。
▼外部リンク
免疫生物研究所、米Intellect社とアミロイドβの製造・開発および販売の権利の譲渡に関する契約を終了
おすすめ記事リンク
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 岩田淳先生インタビュー:第7回 認知症検査と治療薬開発の現状