日本初の認知症・介護予防スロット台

2017年7月27日

理学療法士・作業療法士と協力して開発

遊技機の販売及びレンタルを行う、株式会社グローバルスタンダード(群馬県桐生市)は、介護施設や個人宅へレンタル・販売する「介護・認知症予防用スロット台」を開発しました。同社では「介護・認知症予防用パチンコ台」を2015年12月にリリースしており、そのノウハウを活用したスロット台となっています。

「介護・認知症予防用パチンコ台・スロット台」は、福祉施設運営者から毎日出来る楽しい運動はないかとの声を受け、理学療法士・作業療法士と協力して開発され、足や手を使い、目で見てタイミングを図りながら運動を行う機器です。

タイミングをとりながら、多様な運動が可能

通常のスロット台では、小さな手の動きだけで操作を行うところ、介護・認知症予防用のスロット台では、足を使う「機能訓練専用パッド・ペダル」や手を使う「握力グリップ」などを使用します。これにより、回転にあわせてタイミングを取りながら、足踏み運動や握力運動を行うことができます。

同社では、今回レンタル・販売が開始された介護用スロット台の他に、介護用パチンコ台も用意されており、足踏み型、握力グリップ型、ホール型、ハンドル型など様々な形状の器具を取り付けることにより、楽しみながら効果的なリハビリ・機能訓練を行うことができます。また、運動量(回転数カウンター)により、毎日の運動を数字で確認したり、目標を設定することができます。

同社HPには、理学療法士の会田茂男さんより以下のようなコメントが寄せられていました。

目で玉を追う・音を聞く・体を動かすという1つ1つの動作において、筋力アップや視覚・聴覚アップによる感覚が鋭くなっていくと思われます。また3つの動作を1つの機械で出来るということは通常よりも脳に刺激を与える出来るため、今まで以上に機能訓練よりも量や質も高くなります。また、ただ機能回復訓練をするのではなく楽しみながらできることにより、通常よりもやる気が高まりいつもより多くの訓練ができると思われます。

レンタル料金は月1万円〜

専用パチンコラック、パチンコ実機、データーカウンター、介護用器具がセットになったレンタル料金は、1か月1万円〜となっています。とりあえず一度やってみたい、という施設向けには、初めてに限り送料無料にて(一部の地域を除く)、介護予防パチンコのデモ機の貸し出しサービスも設定されています。

(文頭画像はイメージです。文中画像は同社HPより)

▼外部リンク
日本初!スロット台を使った認知症予防・介護予防機器を開発 介護施設や個人宅へレンタル・販売開始


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