坂戸市「高齢者見守りキーホルダー配付事業」開始 徘徊者の行方不明を防ぐ
2014年11月28日
1月7日より申請の受付開始
埼玉県坂戸市では、来年1月より「高齢者見守りキーホルダー配付事業」を開始する。認知症などで徘徊する高齢者が警察等で保護された場合、速やかに家族への連絡ができるようにするためだ。
申請は、平成27年1月7日(水)午前8時30分より、高齢者福祉課にて受け付ける。坂戸市在住の65歳以上の人で、認知症による徘徊や、その恐れがある人が対象となる。
登録番号を印字
無料で配付される見守りキーホルダーには、登録番号が印字され、高齢者福祉課の電話番号が記載されている。これにより市に登録された情報を確認し、すぐさま家族に連絡がいく仕組みとなる。
身元不明のまま保護
厚生労働省の調査によると、
「認知症による徘徊などで自治体に保護されたものの身元が分からないまま介護施設などで暮らしている人は全国で35人」(引用:NHK NEWS WEB)
いるという。
認知症以外にも、知的障がいなどで身元が分からない人もいれると、300人以上の人が自治体に保護されている状況だ。
一方、認知症による徘徊などで行方不明になる人は、年間1万人を超える。行方不明になった人の家族は、自治体で保護している身元不明者の情報公開を求めているが、そこには「個人情報の保護」という厚い壁がある。
坂戸市の見守りキーホルダーは、認知症の人が行方不明となる前の予防策として、期待されるものだ。また、常に身につけていられるような工夫が必要だろう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
坂戸市 情報案内
「高齢者見守りキーホルダー」チラシpdf
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