【公開間近】映画「八重子のハミング」試写会に出演者登場!

2017年4月26日

   ©Team「八重子のハミング」

認知症ねっとでたびたび紹介している映画「八重子のハミング」。「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清監督が、4度のがん手術を受けた夫と、若年性アルツハイマー病を発症した妻の絆を、夫が詠んだ短歌とともに綴る、実話をもとに描いた映画です。

原作は、陽信孝氏が自らの体験と思いを綴った同名の著書。

4月19日に山野ホール(東京都渋谷区)で行われたプレミア試写イベントには、佐々部清監督のほか、主演の升毅さん、高橋洋子さん、文音さん、中村優一さんが登場。会場には認知症ねっとで試写会御招待券に当選された読者の姿も。

終始なごやかに、出演者ひとりひとりの思いが語られたイベントの様子をお伝えします。

長編映画初主演に内心「やったぜ!」~升毅さん

   ©Team「八重子のハミング」

主役の石崎誠吾を演じた升毅さんは、本作品が長編映画初主演。 「内心『やったぜ!』と喜びました」と笑い、「映画は舞台とは勝手が違いますので、座長として何ができるのか…戸惑いがありましたが、まずは、石崎誠吾を全うすることだと思いました」と、主演としての苦悩と決意があったことを語りました。

撮影が始まると、監督から「撮影中は、洋子さんと八重子さんをずっと好きでいてください」と言われたことを明かし、「高橋さんはチャーミングな方ですぐ好きになれました」と照れながら告白する一幕も。

   ©Team「八重子のハミング」

八重子役に独特な演技プラン~高橋洋子さん

28年ぶりの銀幕復帰となった高橋洋子さん。アルツハイマー病を患う妻・石崎八重子の役作りについて明かします。

「八重子さんを演じる時は“升さん(誠吾)の手の温もりだけ”を感じようとしました」と、独特な演技プランを語り、「短い撮影日数(13日間)で難しい撮影でした」と振り返りました。

   ©Team「八重子のハミング」

長女夫妻を演じる文音さんと中村優一さんも登場

長女の石崎千鶴子役で10年振りの佐々部組に復帰した文音さんは、実生活では独身。劇中では35歳の母親を演じたことについて「年の離れた弟がいて、姉らしい振る舞いが役作りにも良い影響を与えている」と語りました。

1日のみの撮影参加となった千鶴子の夫・石崎英二役の中村優一さんが、撮影期間の短さを舞台で嘆くと、監督から「あなたが忙しくてスケジュールが1日しか取れなかったんでしょ」と返されるシーンもあり、現場の和やかな雰囲気が伝わります。

最後に升氏が「佐々部監督の自主的映画です。なので、沢山の方に“自主的”に劇場に足を運んで欲しいです」と場内を和ませ、登壇者に盛大な拍手が贈られる中、イベントは幕を閉じました。

   ©Team「八重子のハミング」

5月6日(土)有楽町スバル座ほか、全国ロードショー

2016年/日本/112分
監督・脚本:佐々部清
原作:陽信孝「八重子のハミング」(小学館)
出演:升毅/高橋洋子  文音/中村優一ほか
製作:©Team「八重子のハミング」シネムーブ/北斗オフィス en
配給:アークエンタテインメント

▼外部リンク
・「八重子のハミング」公式サイト
・公開スケジュール


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