AMEDの医療機器開発プロジェクトを共同受託 北大と日立
2017年2月8日
ハイブリッド撮像・解析という新アプローチ
国立大学法人北海道大学と株式会社日立製作所はこの度共同で、「認知症の早期診断・早期治療のための医療機器開発プロジェクト」を、国立研究開発法人日本医療研究開発機溝(AMED)より受託したと発表しました。
新たなMRI検査法の研究開発を共同で進めることになる両者は、2016年11月から2019年3月までハイブリッド撮像・解析を行うことで、認知症の早期診断および検査時間の大幅な短縮を可能とする新たなアプローチに取り組むこととなります。
2025年にはその患者数が約700万人になるともいわれている認知症患者は、その病態・病状を確定することの難しさからMRI検査のさらなる開発・発展が必要とされています。
解析時間短縮に繋がるか
新しいMRI計測技術の一つである、鉄濃度定量の分布を解析するQSMの開発に携わる日立は、QSMとVBMを組み合わせた解析手法は、アルツハイマー型認知症への移行予測などにおいて、高い精度の検査を可能にすると見込んでいます。
またプロジェクトではハイブリッド撮像法を新たに開発し、撮像時間と撮像時間を短縮することを目指しています。
北大と日立はこれまで、医学・工学分野における両者の優れた技術や知識を活用し、未来創薬・医療イノベーション拠点形成や陽子線がん治療システムなど多くの共同開発で成果を上げてきました。
(プレスリリースより引用)
(画像は日立HPより)
▼外部リンク
日立 プレスリリース
【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら