省電力の通信技術LPWAを用いた認知症高齢者の見守り捜索サービスを開発
2016年12月2日
LPWAによる認知症を抱えた高齢者の見守り捜索サービス開発
株式会社LiveRidgeは平成28年11月、LPWAにより認知症を抱える高齢者を見守り捜索するサービスLiveAirを開発し、当該サービスの評価版を用いた実証実験にてその有効性が認められたと発表しました。
このサービスは、39Meister及び株式会社ヘッドウォータースとの連携により開発されたものです。
認知症捜索に関する低コストで耐久性の高いサービスの必要性を受けて
昨今、高齢化の影響もあり認知症を抱える高齢者の数は年々増加しています。認知症の周辺症状の一つである徘徊は介護者の介護を難しくさせるだけでなく、本人の安全性も脅かしてしまいます。そのため、徘徊事例における本人の早期発見及び保護が重要となってきます。
こうした現状を受け、認知症を抱える人に対する見守りサービス等が現在展開されています。しかしこれらの多くは、通信に要するコストが高い、バッテリーがもたない等の課題をかかえています。
今回LiveRidgeは、39Meister及び株式会社ヘッドウォータースと手を組み、省電力での通信技術であるLPWAによって、低コストで省電力な認知症高齢者見守り捜索サービス「LiveAir」を開発しました。
LPWAを生かした位置情報取得により捜索をサポート
当該サービスは、あらかじめ見守りの対象となる人に位置情報送信機を持たせた上で、LPWA通信を用いて、その位置情報を家族や支援者が確認できるものとなっています。同年10月に介護デイサービスイデア北烏山にて行われたLiveAir評価版による実証実験において、その有効性が示されています。
こうした背景を踏まえ、LiveRIdge社は2017年のLiveAirの本格市場導入を目指しています。
▼外部リンク
株式会社LiveRidge Facebook
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