「みんなでさがシール」で認知症徘徊者を早期発見(海田町 )
2016年10月23日
靴や杖に貼る「みんなでさがシール」
広島県安芸郡の海田町は認知症などが原因で徘徊している人を早期発見、早期保護するために「みんなでさがシール」を配布している。「みんなでさがシール」は光を反射するステッカーで、靴のかかと部分や杖に貼り、市民などがこのシールがある人が困っている場合、声をかけたり、町の長寿保険課へ連絡したりすることになる。
全国で増加する認知症患者の行方不明
警察庁によれば、2012年の認知症を原因とする全国の行方不明者は9,607人であったが、翌年には10,322人に、そして、昨年には12,208人にまで増加しており、この傾向はさらに続くと予想される。認知症による徘徊は、当事者の身の安全にも関わるものだけに、この問題は警察だけでなく、各自治体の対策も必要になっている。
「みんなでさがシール」5足分を配布
海田町では、希望者1人に対し「みんなでさがシール」5足分を無料配布。希望者は町役場1階にある長寿保健課にて申し込む。また、町民などに対してはパジャマ姿など、外出には不自然な服装の人を見かけたり、明らかに道がわからずに困っている高齢者などを見かけたりした場合、長寿保険課などへの連絡を求めている。
▼外部リンク
「みんなでさがシール」の配布について
【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】
- 【PR】治験参加者募集中!もの忘れなどのある高齢者でも、安心して使える睡眠治療薬の提供を目指して
- 10/30(水)「オンラインフレイル予防講座」口腔編を開催(福岡市)
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「脳のスペックを最大化する食事」7/20発売
- 認知症予防医/広川慶裕医師の新刊「潜伏期間は20年。今なら間に合う 認知症は自分で防げる!」
- 広川慶裕医師の、認知症予防のことがよく分かる『認トレ®️ベーシック講座』開講!
- 知ると知らないじゃ大違い!民間介護保険って何?
- 酸化ストレスを減らすと認知症予防に!秘密はサプリメント
- ユッキー先生の認知症コラム第92回:あるべき姿の認知症ケア
- 認知症専門医による認知症疾患啓発イベントを開催
- ポイントは食生活にあった。認知機能維持に必要なのは・・・
- 認知症予防は40代から!摂ると差が出る栄養素とは。
- 山口先生のコラム「やさしい家族信託」第17回:Q&A 外出自粛で、認知機能の低下が心配。家族信託、遺言、後見、今できることが知りたい
- 【広川先生監修】5分で分かる認知機能チェック(無料)はこちら
- 認知症は予防できるの?
- 認知症の種類とその詳細はこちら