徘徊と老老介護の現実を社会に問う~日テレ系番組

2016年8月26日

「まさか想像できなかった」

日本テレビ系では、8月28日深夜「NNNドキュメント」で「記憶の回廊 徘徊と行方不明者」を放送する。

認知症の徘徊による行方不明者は去年全国で1万2000人を超えた。そのうち400人余りが命を落としている。
番組では、富山県高岡市の70代の男性を取材。認知症の妻が病院から帰宅して4日後に行方不明となり、その後用水路で遺体で見つかった。妻の徘徊はこの時が初めてだった。
男性は「玄関に鍵をかけておくべきだった」と悔やむ。そして「まさか想像できなかった」と語る。

番組では認知症者の徘徊と老老介護の厳しい現実に迫り、認知症を支える社会の実現には何が必要なのかを探る。

長寿番組が時代を記録し、未来を見つめる

「NNNドキュメント」は1970年1月にスタートしたドキュメンタリー番組で、日本テレビでは「3分クッキング」「笑点」に続く、3番目の長寿番組。「時代を記録しつづけ、今日より明日、明日より未来へ笑顔が増えるように」との思いで続いている。
番組の制作には日本テレビをはじめ民放ニュースネットワーク29社が参加している。
今回の放送の制作は北日本放送。ナレーターは岡部政明。放送は、8月28日(日)24:55~25:25。

▼外部リンク
NNNドキュメント 日本テレビ

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る