認知症の親をおくる 作家・盛田隆二の場合~NHKEテレ

2016年8月24日

父親との「ロング・グッドバイ」を語る

NHK教育テレビ(Eテレ)の福祉情報番組「ハートネットTV」では、8月24日に「リハビリ・介護を生きる 認知症の親をおくって 父との長いお別れ・作家 盛田隆二」を放送する。
認知症の親の介護と看取りを経験した著名人に話を聞くシリーズを、2回にわたり放送する。1回目は作家の盛田隆二。

盛田は、認知症となった父親の介護体験を、2016年に著書「父よ、ロング・グッドバイ」に記した。 「ロング・グッドバイ」とは、アメリカでアルツハイマー型認知症を「長い別れ」として呼ぶことがあるという。

「8歳下の妻に先立たれて以降、父は少しずつ記憶を失くして、ぼくの前からゆっくり遠ざかっていった。10年にわたる父の介護は10年にわたる父との『長い別れ』でもあったのだ」
(著書「父よ、ロング・グッドバイ」より)

親の介護や看取り、自身の老後に備え、親と生きる意味を考える

盛田の父親の認知症は10年にわたり進行した。先の見えない父親の介護をする中で起こる不意の出来事や発見を、日々の暮らしとともに著書に綴っている。
ろくに口を利くこともなかった父を支えながら、父親の記憶に時に蘇るものの不思議さ、そこから発見する親の人生を振り返っている。

人間の多くが、突然やってくる親の介護、誰にでも訪れる親との別れ、やがて来る自らの老いへの備えという課題に直面する。

放送では、盛田の経験を追いながら、認知症の親と生きる意味を考える。

出演は、盛田の他にタレントの荒木由美子、アナウンサーの桜井洋子。
放送は、8月24日(水曜日)午後8:00から。再放送は翌週8月31日(水曜日)の午後1:05から。

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リハビリ・介護を生きる 認知症の親をおくって

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