認知症予防における旅行の効果検証のため共同研究開始

2016年7月21日

クラブツーリズムと東北大学認知症予防に対する旅行の効果を検証

平成28年7月6日、旅行及び認知症の抑制と予防間での相関関係検証のため、クラブツーリズム株式会社と東北大学加齢医学研究所が、同年7月より共同での研究を開始したと発表した。

なお、クラブツーリズム株式会社はKNT-CTホールディングス株式会社のグループ企業だ。

高頻度で旅行に行く者のストレス対処力の高さや認知機能について検証

東北大学加齢医学研究所では現在、生涯健康脳研究を行っている。そうした中、今回行われる共同研究は当該研究の一つであり、医学的視点により旅行-認知症の予防及び抑制間での相関関係について、調査と研究を行っていくのだ。

これにより、旅行が高齢者に対しもたらす脳萎縮の抑制や認知機能の維持、そしてストレスコーピング力の向上等についてみていく。また、旅行頻度やその経験と脳構造及び領域それから機能レベルの維持との、関連性についても合わせて調査していくのである。

既に事前調査実施済み

これらを踏まえクラブツーリズム及び東北大学加齢医学研究所は、同年5月に45名を対象としたアンケート調査を行っている。それによると、旅行に向かう動機が明確でありなおかつそれが旅行により満たされた場合、その満足度に応じて主観的な幸福感が高まることが示唆された。

だがこの事前調査は、あくまでも主観的幸福感と旅行頻度やその動機との関連性を示すのみであるが、認知症要望及び抑制に対し旅行のもたらす効果やその可能性について、否定するものではない。

よって今回行われる調査でもって、心理学的質問調査や認知機能検査等を通じより詳細な調査を行っていくのだ。

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クラブツーリズム


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