臨床研究の促進に向けEPSとクロエ戦略的協力関係締結

2016年7月11日

被験者の募集を通した臨床研究促進を目指し協力関係締結

平成28年7月6日、被験者の募集を通じ臨床試験の進行を促すため、株式会社クロエと戦略的協力関係を結んだとイーピーエス株式会社が発表した。

なお、株式会社クロエは日本において初めて被験者リクルートメントを専門とした、コンサルティングCROである。

被験者獲得を通じた臨床研究の促進を図る

臨床研究は、新薬の開発及びその実用化にとって重要な位置づけにある。だが、被験者募集の難しさがその主だった理由となり、その進行を遅らせている現状にあるのだ。

そうした中、クロエは日本初の被験者募集ビジネスに特化した企業であり、募集における計画の策定から治験後での被験者へのフォローまで一貫して行っている。また一方のEPSは、認知症といった中枢神経系疾患等を中心に、臨床試験にまつわる開発業務全般や新薬の製造及び販売後の調査支援というような、フルアウトソーシングサービスを行っているのだ。

そこでこれらを踏まえ、今回両社が戦略的協力関係を結ぶことでそれぞれの得意分野を生かし、臨床研究の促進を図っていく。

臨床治験の遅れによるコスト増大や患者への新薬提供の遅延改善に向けて

今回の戦略的協力関係により、クロエのこれまでに培われてきたモニター募集分野における知識等を生かしたそれと、EPSの有する治験情報を患者に対して提供する等によって、治験進行の促進を狙うのだ。

これは、現在認知症が社会的問題になりつつあることまた、認知症の予防や治療研究が望まれていることからも、社会的貢献度の高い取り組みといえる。

(画像はプレスリリースより)

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▼外部リンク
EPSとクロエが被験者リクルートメントで戦略的協力関係を構築/被験者募集を加速化[pdf]


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