若年性認知症の著者が伝えたい思いとは~新刊「認知症の私からあなたへ」

2016年6月7日

認知症になっても「人生をあきらめない」

5月20日、大月書店から「認知症の私からあなたへ」が出版された。

同書は、51歳でアルツハイマー病と診断され、自らの知恵と工夫で一人暮らしを続けてきた佐藤雅彦氏が伝えたい、勇気と励ましに満ちたメッセージが綴られている。

医師で作家の鎌田實氏が巻末エッセイを執筆。

「認知症になって生活は不便になったけど、不幸せではありません、ぼくは幸せです」 佐藤雅彦さんのこの言葉を聞いたとき、ぼくの心は揺さぶられました。
(著書ホームページより)

との言葉を寄せている。

巻頭写真の撮影は、写真家のハービー・山口氏。

精力的な活動でメッセージを届けたい

佐藤氏は同書の他に、第4回日本医学ジャーナリスト協会賞優秀賞を受賞した「認知症になった私が伝えたいこと」も執筆している。

また佐藤氏は、「認知症とともに歩む本人の会」代表を務める。

佐藤氏が運営するホームページ「佐藤雅彦のホームページ」では、認知症となった自身の活動や体験、メッセージ等を紹介・掲載している。講演も多数。

なお、同書の出版を記念してトークイベントが開催される。6月12日14時から、東京の紀伊國屋書店新宿本店で。出演は、著者の佐藤雅彦氏と、認知症介護研究・研修東京センター研究部長の永田久美子氏。定員50名で事前予約が必要。

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▼外部リンク
認知症の私からあなたへ – 株式会社 大月書店

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