「真田丸」の温泉地で認知症予防~環境省、日本理学療法士協会、上田市が協定書締結
2016年6月3日
温泉地を活用した認知症予防プログラム開発へ
環境省は5月9日、同省と公益社団法人日本理学療法士協会(日本理学療法士協会)および長野県上田市との3者間で、「温泉を活かした健康づくりに関する協定」を締結することとしたと発表した。
環境省が「国民保養温泉地」として指定している鹿教湯温泉(丸子温泉郷等)で、国民の健康増進に資する事業を展開し、かつ新たな温泉地の姿を構築するための取り組みとして行うもの。温泉地を活用した介護予防・認知症予防事業のプログラム開発を目指す。
環境省は、昭和29年(1954年)から「国民保養温泉地」を92カ所指定。上田市内にある鹿教湯温泉(丸子温泉郷)はそのうちの1つ。
各団体の役割
環境省では、温泉の保護や国民の保健療養、国民保養温泉地等の振興・活性化を推進するため、本事業に対し必要な助言を行うほか、本事業により得られた成果を広く普及・啓発する。
日本理学療法士協会は、温泉地を活用した多職種協働型の宿泊型介護予防・認知症予防事業のプログラムの開発や、理学療法士による専門的な評価とそれを踏まえた具体的な介護予防・認知症予防の実施について協力を行う。
上田市は、市内の各施設との間での調整と、本事業に関する積極的なPRを行っていくとしている。
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環境省
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