高齢者や子供の見守りアイテムが、機能追加しリニューアル

2016年4月3日

同時にJR西日本との共同サービスも開始

会員運営管理システム「PiCRO」サービスを展開する株式会社HAMOLOは、位置検索見守りサービス「キンセイ」を、スマホアプリと共に2016年3月17日にリニューアルした。また、同時に西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)と共同でのサービス展開も開始している。

認知症患者の徘徊対策の一助となるか

「キンセイ」は子供や高齢者の安全確保を目的に、対象者の位置情報をスマートフォンのアプリなどで確認できるサービスである。今回のリニューアルでは、『位置情報通知機能』と『エリア通知機能』が新たに追加されより便利に使いやすくなっている。

『位置情報通知機能』では、駅や学校等に設置された「定点レシーバー」の近くを対象者が通過すると、その情報をPUSH通知やメールで知らせてくれる。またそこを通過した場所や時間が、スマホのキンセイアプリ内の地図上にも表示される。

『エリア通知機能』では、キンセイアプリ内で指定した「エリア」の、中に入った場合・外に出た場合のいずれかの条件を設定し、条件に該当した場合に保護者等にアラート通知が送られる。

河川部や繁華街など、危険なと思われる場所への侵入を予防する場合や、町内から遠くに出ないようにするといった状況での活用が期待できる。

JR西の主要駅に「定点レシーバー」を設置し地域ぐるみで見守りサービス

JR西日本では、「キンセイ」を利用した見守りサービス「sobani(そばに)」を開発、今回のリニューアルに合わせ、HAMOLOと共に2015年11月からの実証実験と2016年2月22日からの試験運用が実施されていた。

JR西日本では、今後「定点レシーバー」を京阪神エリアの主要な駅に順次設置予定で、「サポーター機能」が搭載されたアプリでも、今後導入される予定の地域にて、協力に賛同した人に配信していくとしている。あわせて、同社は認知症サポーターへの同アプリのインストール推進も行っていく予定。

(画像はニュースリリースより)

▼関連記事
認知症による徘徊の原因と対応

▼外部リンク
株式会社HAMOLO ニュースリリース
株式会社HAMOLO

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る