いろいろな人に見て欲しい!映画「徘徊~ママリン87歳の夏~」公開
2015年9月24日
認知症により徘徊する母とそれを見守る娘の姿
2015年9月26日より、「東京 新宿K’s cinema」や「横浜 シネマ・ジャック&ベティ」、「大阪 シアターセブン」などで認知症を扱ったドキュメンタリー映画「徘徊~ママリン87歳の夏~」が公開される。
監督はセクシャルマイノリティを扱ったドキュメンタリー映画「ITECHO 凍蝶圖鑑」も手がけた田中幸夫氏。
作品に登場するのは認知症を患い、昼夜の別なく徘徊する酒井アサヨさん(87歳)と、それを見守る長女の酒井章子さん(55歳)だ。約10年前に認知症と診断されたアサヨさんはその後病状が進行し、現在は章子さんとともに生活している。
映画は二人の生活を追い、認知症とともに暮らすことや、老い、そして人間とは何かを問いかけるものとなっている。
認知症介護の難しさや対処法をユーモアを交えて示す
認知症は現在、65歳以上の4人に1人が発症または予備軍であると言われている。
心配した章子さんは当初、アサヨさんを家から出さないようにしていたが、ある日疲れ果ててドアを開けたという。しかし意外なことに、自由をつかみ取ったアサヨさんに笑顔が戻った。現在はその様子をブログにユーモアを交えてつづりながら見守っている。
安全面においてはリスクが伴うことから、単独での徘徊には賛否両論があるのも事実だ。
認知症患者にどう対応すればいいか、映画の中にはヒントとなるようなさまざまなシーンが盛り込まれている。
▼外部リンク
徘徊~ママリン87歳の夏~ 公式サイト
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