新刊『BPSD 丸ごと症状扱いしていいのか “そもそも”から認知症を考える』

2026年7月24日

「周辺症状」と「BPSD」の違いを解きほぐし、丁寧に解説

株式会社学研ホールディングス(東京都品川区)のグループ会社、メディカル・ケア・サービス株式会社(埼玉県さいたま市)は、新刊『BPSD 丸ごと症状扱いしていいのか “そもそも”から認知症を考える』を発売しました。

同書は、臨床の最前線で対話に注力する戸谷修二医師と、長年、我が国の認知症ケアを牽引してきた和田行男氏による、これからの「新しい認知症観」を共に考えるための必読書です。両著者の視点は「何でもかんでも病気のせい」として思考を止めてしまいがちな世の眼差しやケアのあり方を見つめ直していくもの。

介護現場で「徘徊」や「拒否」という症状として扱われてきた行動の裏には、本人なりの「意味や目的」があり、それは状況に対する「人として自然で当たり前の心の反応」であるとし、混同されがちな「周辺症状」と「BPSD」の違いを歴史的背景から解きほぐしながら、丁寧に解説しています。

そして、記憶や判断など認知機能の低下を「あるかないか」の二分法ではなく、強弱のグラデーションである「スペクトラム」として捉える視点を提示し、医療がかかわるフェーズに入ったことの印に過ぎないと示しています。

医療・介護の識者らの読後感想も掲載

加えて、両著者による対話形式で、 “認知症の今”を語り尽くす「隊談」を掲載。なかなか焦点が当たりにくい「1 認知症だから許す」「2 医師」「3 そもそも認知症とは」「4 副作用」「5 認知症の人」の5つのテーマで本音をぶつけています。「対談ではなく“隊談”と名付けた意味についてはぜひ本書をご覧になって読み解きください」(著者より)。

そして巻末には、お笑い芸人の安藤なつ氏や医療・介護の識者、認知症本人である丹野智文氏らによる貴重な読後感想も多数収録しており、著者らへのメッセージとともに先に本書の読みどころを知ることができます。

言葉遣い一つで世界の見え方が変わり、かかわり方の結果が変わるという事実は、認知症にかかわる専門職だけでなく、家族やこれからを生きる私たち全員に深い気づきを与えます。認知症について深く知るためのきっかけとして、おすすめの一冊です。

著者紹介

戸谷修二(とだに・しゅうじ)
医療法人社団聖仁会 介護老人保健施設愛生苑 管理医師 戸谷医院 副院長/医療法人社団更生会 こころホスピタル草津 非常勤医師/日本認知症本人ワーキンググループ 理事

和田行男(わだ・ゆきお)
株式会社大起エンゼルヘルプ 取締役/一般社団法人注文をまちがえる料理店 代表理事/淑徳大学 客員教授/介護福祉士

目次

Part TODANI 医療の決め事に影響されずにありのままをみる
第1章 BPSDを再考する
第2章 認知症を徒然に語る
Part WADA そもそも症状なのか
第1章 丸ごと症状扱い
第2章 僕と認知症
隊談 “認知症のあれこれ”を僕らなりに語ってみた
読後の想い

商品概要

商品名:『BPSD 丸ごと症状扱いしていいのか “そもそも”から認知症を考える』
著者:戸谷修二 和田行男
定価:1,980円(税込)
発売日:2026年7月2日(木)
体裁:A5判/216ページ
電子版:あり ※ISBN:4058027554
ISBN:978-4-05-802755-4
発行:メディカル・ケア・サービス株式会社
発行・発売:株式会社Gakken

※写真はプレスリリースより

▼外部リンク
学研出版サイト


このページの
上へ戻る