【出張理美容に関する調査】全国500名アンケート
医療介護職員の59.6%が最重視「車椅子・寝たきり対応力」
出張理美容サービスを展開する有限会社ベラミステーション(広島県広島市)は、医療介護現場で求められる理美容サービスのポイントを明らかにするため、全国500名の医療介護職員を対象にアンケート調査を実施しました。その結果、「車椅子・寝たきり対応」「適正な価格」「認知症への理解」が上位3項目となりました。
調査の背景・目的
高齢化の進展により、病院や介護施設、自宅で生活する高齢者が増加する中、理美容サービスは生活の質を保つ重要な要素となっています。しかし、身体機能の低下により通常のサロンへ通えない方も多く、出張理美容サービスへのニーズが高まっています。一方、医療介護の現場では、車椅子や寝たきりの方への対応、認知症への理解など、通常のサロン技術とは異なる専門性が求められています。
本調査は、実際に高齢者ケアの最前線で働く医療介護職員の方々に、出張理美容サービスに求めるポイントを尋ね、現場の実態とニーズを明らかにすることを目的として実施しました。
調査結果
アンケート調査の結果、出張理美容サービスに求めるポイントは以下のとおりとなりました。
【上位3項目】
第1位:車椅子・寝たきりの方にも対応できる
第2位:適正な価格
第3位:認知症への理解がある
第1位の「車椅子・寝たきり対応」は約60%を占め、医療介護現場では安全な施術技術が最も重視されていることが判明しました。 次点では「仕上がりがご利用者様に似合う」「理美容スタッフの雰囲気」など、理美容師本来のスキルや人間性を求める声も上がっており、安全性と美容サービスとしての質の両立が求められています。
調査会社のコメント
(有限会社ベラミステーション 代表取締役社長 小川貴臣のコメント)
医療や介護の現場における理美容サービスには、一般的なサロンとは異なる高度な専門性が求められます。
ベッド上で仰向けの状態や、様々な医療機器を装着された状態でも安全かつ迅速に施術を行うスキルは、決して一朝一夕で身につくものではありません。
出張理美容サービスをはじめて25年、年間1万回を超える施術を通じて実感しているのは、医療必要度の高い患者様への対応が年々増加しているという現実です。
今回の調査結果は、この業界全体が「安全性」を最優先課題として取り組むべきだという、現場からの明確なメッセージだと受け止めています。
特に「認知症への理解」は、多くの事業者にとって共通の課題です。ご利用者様が一時的に施術を拒否されたとしても、そこで諦めるのではなく、その方の状態や気持ちに寄り添いながら、最適なタイミングを見極める。これこそが、私たちプロフェッショナルに求められる姿勢だと考えています。
同時に、「仕上がりがご利用者様に似合うこと」を重視する声も少なくありません。安全性の確保は大前提としながらも、理美容師としての感性や技術を磨き続けることで、この業界はさらに価値あるサービスへと進化できるはずです。
今回の調査結果を、業界全体のサービス品質向上につなげていきたいと考えています。
調査概要
【調査テーマ】
出張理美容サービス業者に求めるポイントについて
【回答項目(5つまで回答可能)】
・車椅子や寝たきりの方の対応ができること
・適正な価格であること
・認知症への理解
・仕上がりがご利用者様に似合うこと
・理美容スタッフの雰囲気
・掃除の丁寧さ
・施術スピードの速さ
・リハビリ等サービスとの時間調整
・些細なことでも報告の徹底
・メニューの豊富さ
・担当者の固定
【調査期間】2025年11月18日~11月19日
【調査対象】現役で勤務中の医療介護施設に勤める職員
【調査方法・回答人数】インターネットリサーチ・500名
【回答者属性】
性別:女性 54.5%、男性 45.5%
職種:看護師・介護士、事務職、リハビリ職、医師、相談員、経営職など
年齢:20代 5.3%、30代 20.8%、40代 39.6%、50代 27.7%、60代以上 6.5%
※写真はプレスリリースより
▼外部リンク
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