「食と栄養」のオピニオンリーダーによるアンケート調査

2025年9月30日

シニアの健康・フレイル・ロコモ・サルコペニア対策

アクティブシニア「食と栄養」研究会(運営委員長:新開省二・女子栄養大学栄養学部 地域保健老年学研究室教授)では、同研究会のプロシューマ会員(※)を対象に、高齢者の健康維持のための日々の活動や考え方の把握を目的に、アンケート調査を実施しました。

【本アンケートのポイント】
●シニアの食と栄養に関わるオピニオンリーダーであるプロシューマ会員を対象にした、専門性の高いアンケート調査です。
●より具体的な栄養素や機能性成分についての回答が得られました。
●仕事をする上での情報ニーズや情報源が明らかになりました。

シニアの健康維持に不足していると思う栄養素や機能性成分は、「1位タンパク質」「2位食物繊維」「3位ミネラル」という回答が得られました。シニアが必要な栄養素を摂取するための工夫としては、「1位摂取しやすくなるように調理を工夫する」「2位家族や仲間との共食の機会を多くつくる」「3位食生活を見直す機会をつくる」となりました。

また、自身のスキルアップのためにどのような情報を得たいか、という設問では、「1位低栄養対策」「2位栄養素や機能性成分の効果・効能」「3位食欲低下対策」という結果となり、シニアの食と栄養に関わるオピニオンリーダー(プロシューマ)としての情報ニーズが明らかになりました。

本アンケートにより、シニアの食と栄養に関する、より具体的な栄養素や機能性成分についての情報が得られ、プロシューマならではの知識と知見がうかがわれました。同研究会は、「アクティブシニアの正しい「食と栄養」情報の普及啓発を目的に、より一層の活動を進めてまいりたい」としています。

※アクティブシニア「食と栄養」研究会 プロシューマ会員とは?
当研究会では、アクティブシニアの「食と栄養」に関するさまざまな情報や知識を、管理栄養士、栄養士、医師、薬剤師、看護師、介護士、研究者等の仕事に就いている方、または「食と栄養」の観点においてシニアの健康寿命の延伸とQOLの向上に知見があり、ボランティア等の社会活動を行っている方といったオピニオンリーダーを「プロシューマ会員」と呼んでいます。プロシューマ会員に情報を得ていただくことで、コンシューマに正しい知識を啓発していただきたいと考えています。

【調査概要】

調査対象:アクティブシニア「食と栄養」研究会 プロシューマ会員
20代から60代の男女 合計 174 サンプル
回収方法:アンケートフォーム
実施期間:2025年3月31日~4月11日
調査企画:アクティブシニア「食と栄養」研究会

調査結果抜粋

【設問】シニアの健康維持に必要にもかかわらず、不足していると思う栄養素や機能性成分は何ですか?(複数回答)

【設問】シニアが必要な栄養素を摂取するために、どのような工夫ができると考えますか?(複数ある場合は上位3つまで)

【設問】シニアの食と栄養についてのスキルアップのためにどのような情報を得たいですか?(複数ある場合は上位3つまで)

(文頭画像はイメージ、文中画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
「食と栄養」のオピニオンリーダーによるアンケート調査

おすすめ記事リンク

このページの
上へ戻る