難聴啓発キャンペーン【日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会】

2024年7月18日

“聞こえにくい”と思ったら、まずは医師に相談を

一般社団法人　日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会（東京都港区）は、耳・鼻・のどの病気に対する知識を広め、健康と福祉の向上に役立つ啓発活動の一環として、2024年7月1日（月）より公益社団法人ACジャパンの支援広告キャンペーンを開始します。CMおよびポスターには、60歳を今年迎えられる近藤真彦さんが出演します。

難聴はコミュニケーションの困難さを引き起こすとともに、認知症、うつ病など様々な疾患の発症リスクと関連することが近年示されており、難聴の予防、そして難聴発症後の早期診断および適切な介入が重要であると考えられています。2017年のWHO（世界保健機関）総会においては「難聴および聴覚障害の予防（WHA70.13）」が決議され、難聴に関する啓発活動はグローバルに展開されています。

国際的に統一した質問内容による調査（JapanTrak およびEuroTrakとその関連する調査）により、難聴を自覚した場合医師に相談する率が諸外国においては50%～80%台である一方で、日本では38%と少ないことが明らかになりました。難聴の原因には、加齢以外に耳あかや手術でよくなる中耳炎などもあります。難聴でお困りの方に対する支援を充実させていくためには、まずは耳鼻咽喉科を受診することが重要であると考えられます。

マッチ60歳、聴力検査デビューします！

難聴という言葉はまったく聞こえない状況を想像してしまう方も少なくないため、「聞き返し」「聞き間違い」「聞こえにくさ」といった身近な状況を表す言葉が用いられています。CM、ポスターでは、「マッチ60歳、聴力検査デビューします！」のキャッチフレーズで、聞こえの状態を把握するために聴力検査を受ける大切さを伝えています。

キャンペーンは、7月より1年間、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など全国のメディアで放送・掲載予定です。

“聞こえにくい”と思ったら、まずは医師に相談を

マッチ60歳、聴力検査デビューします！

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