「認知症だとは気づかなかった」と、警察官。行方不明の認知症男性、保護されず死亡
2015年4月10日
認知症の男性が発見されたのにも関わらず、その後死亡
横浜市在住の認知症の男性が昨年8月に行方不明となり、家族が行方不明の届け出をしていた83歳の男性が、倒れているところを発見されたにも関わらず、警察や消防に保護されず死亡していたことが今月8日に分かった。
警察官は認知症だと分からなかったという
男性は利用していた福祉施設から2014年の8月19日に行方不明になり、同21日に東京都中野区の路上でうずくまっているところを発見され、中野区にある交番の警察官や消防署員と接触している。微熱があったため、救急搬送をしようとしたが拒否されたという。
その2日後の23日に、中野区の公園で男性が死亡しているのが発見された。
保護できる可能性があった
生年月日、名前などを警察官が聞いたところ、男性はしっかりと受け答えをしたのだという。そのため、警察官は認知症だとは気づかなかったとしている。
男性は21日の午前と午後の2回に亘って警察官らと接触しており、1回目の質問では自らの名前を正確に名乗ったという。
しかし警察は行方不明者との照合は行わなかったため、男性の身元は発覚しなかった。
(画像は中野警察署より)
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