マンション管理のリビングコミュニティ、認知症バリアフリー宣言

2022年4月1日

認知症になっても住み慣れたマンションで暮らしたい

リビングライフグループでマンション管理部門を担う株式会社リビングコミュニティ(東京都世田谷区)は「認知症バリアフリー宣言」を行い、マンション管理会社として認知症になっても住み慣れたマンションで暮らしていける環境づくりに取り組みます。

「認知症バリアフリー宣言」とは、認知症バリアフリーの推進による地域共生社会の実現に向け、適切な取り組みを行おうとしている企業・団体等のあらゆる組織の活動を支援するとともに、ロゴマーク等で利用者に明示することで認知症患者や家族にとって、安心して利用できる環境を提供することを目的とする制度です。

「認知症バリアフリー宣言」を運営するのは日本認知症官民協議会です。同協議会は、国や地方公共団体や各業界団体、認知症当事者らが一体となって認知症バリアフリーの取組を推進するために設立されました。協議会には、国や地方行政及びその関係機関、経済団体や業界団体、認知症に関係する学会や当事者団体も含めた約100団体が参加しています。

取り組み

人材の育成
1)社員全員・管理員・清掃員が認知症サポーター養成講座を受講します。
2)企業マニュアル作成のためのグループを組織し、認知症に係る情報収集を行いながら、全社員へ展開する機会を設定します。

地域連携
1)近所の交番や警察署へフロント(物件担当者)や業務責任者が挨拶に訪問します。
2)地域のケアセンターや市区役所の担当部署からの情報提供を受けられるよう、関わりを深めます。
3)行政が発行する認知症ケアパスを管理事務室に置き、顧客への相談時などに活用します。
4)掲示板へ地域包括センター等の連絡先を掲示し、相談会の開催も検討します。
5)マンションへ訪問してくる介護業者やデイサービス業者の情報を共有し、連携を図ります。

社内制度
1)管理員(清掃員)が産業医による医療相談を受けられる機会を提供します。
2)フロント(物件担当者)以外に業務責任者による定期訪問を実施し、一人にしない、不安にさせない気持ちを持たせます。
3)認知症の兆候が見られたときなどに、家族や地域包括支援センターと情報を共有すべき体制を整えます。

環境整備
認知症当事者の日常的な不便を解消するため、管理組合に対して改修工事の提案を心がけます。掲示物への工夫、配付物を要望に応じてB4版へ拡大する等の工夫を行います。

(文頭画像はイメージ、文中画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
株式会社リビングコミュニティは「認知症バリアフリー宣言」を行いました。


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