ナッツの摂取増加が高齢者の認知機能低下を防ぐ可能性
2019年12月18日
イタリアで3年に渡り調査
『Molecular Nutrition & Food Research』(分子栄養学と食品研究)に掲載されたINC資金提供による最近の研究により、ナッツの多量摂取が高齢者を認知機能低下から守る可能性があることが明らかになりました。
イタリアのキアンティに住む高齢者を対象とした代表的集団ベースの研究であるインキアンティ・コホート(InCHIANTI cohort)から、65歳以上の認知症患者計119人が対象として選ばれました。参加者はナッツ非摂取か日常的にナッツを摂取しているか(1日2.9グラム以上)というナッツ摂取に基づいて選ばれ、3年に渡り、ナッツを多く摂取する食生活が年齢に伴う認知機能低下を防ぐかどうかが調査されました。
119人の被験者のうち、ナッツ非摂取グループの28人とナッツ摂取グループの10人、計38人に認知機能低下が見られました。食物マーカーまたは尿中マーカーモデルにより推定されるナッツの摂取は、どちらのケースにおいても認知機能低下を減少させたと考えられます。
国際ナッツ・ドライフルーツ評議会は、ナッツとドライフルーツ産業を国際的に統括する国際組織です。80カ国以上から、800を超えるナッツとドライフルーツ関連企業が会員となっています。世界のナッツとドライフルーツの販売において、全出荷額の85%以上がINCの会員による出荷です。
(画像はイメージです)
▼外部リンク
INC(国際ナッツ・ドライフルーツ評議会):ナッツの摂取増加が高齢者の認知機能低下を防ぐ可能性あり
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