明治ら、カマンベールチーズ摂取による認知症予防効果を示唆
2019年11月24日
同種の試験では、世界で初めてヒトを対象に成果
株式会社明治(東京都中央区)、桜美林大学、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターの共同研究グループは、軽度認知障害の高齢者において、カマンベールチーズの摂取が、認知機能との関連が報告されているBDNF(脳由来神経栄養因子)を上昇させることを確認しました。
これまでもカマンベールチーズ摂取による認知症予防効果を示唆する基礎的な研究成果は報告されていましたが、同研究成果は世界で初めてヒトを対象とした試験でカマンベールチーズ摂取による認知症予防の可能性を示唆した研究成果となりました。
試験は、東京都に居住する70歳以上の高齢女性689人のうち、軽度認知障害と判断された高齢女性71人を対象として、白カビ発酵チーズ(カマンベールチーズ)とカビ発酵していないプロセスチーズ(対照チーズ)の摂取による BDNFへの影響を評価する試験が実施されました。試験の結果、カマンベールチーズ摂取時には、対照チーズ摂取時と比較して、血中BDNF 濃度の変化が有意に高い値を示しました。
研究成果は、2019年9月24日に、老年学・老年医学分野で評価の高い国際科学雑誌Journal of the American Medical Directors Association (JAMDA)に掲載されました。詳しくは下記外部リンクよりご覧下さい。
(画像はイメージです)
外部リンク
「軽度認知障害の高齢者においてカマンベールチーズ摂取によるBDNF(脳由来神経栄養因子)上昇を確認」
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