認知症かも…気になる人は読んでみましょう

2019年12月10日

「最近、何となく今までと違うんだよね…」「何となく違和感がある」「気になるけど、まだ受診するまでじゃないのでは?」など認知症と言う言葉を知っている、何となく気になっていながらも、どうしたらいいのか分からないという方がいらっしゃると思います。

認知症介護情報ネットワークでは、なんとなく違和感を覚えているという方を対象にした『もしも』¹⁾という冊子を作成しています。今回は、『もしも』についてご紹介します。

この記事の執筆
認知症ねっと
認知症ねっと編集部
認知症ねっと
この記事の目次
  1. 『もしも』とは、どんな冊子なの?
  2. どんなことが書かれているの?

『もしも』とは、どんな冊子なの?

認知症は誰もがなりうる病気なのに、自分が認知症になった時のことをイメージできるでしょうか。「何となく避けてしまう」「まだ自分は大丈夫」という気持ちや、「認知症って聞くけど、よく分からない」という認知症を知る機会がないかもしれません。

また、「最近、何となく忘れっぽい。認知症かも…」と感じていても、なんとなく病院へ行きにくい、どこへ行ったら良いのか分からない、誰に相談したら良いのか分からない…という方もいらっしゃると思います。 認知症介護情報ネットワークでは、『もしも』という冊子を作成しています。この冊子を作成した目的として以下のように書かれています。

「違和感を覚えている人が、自分で病院や地域包括支援センターに行こうと思えるように、認知症という言葉をできるだけ使わない絵本のような冊子を作りました。」(ホームページより)

このように、「認知症かも?」「最近の家族の様子がなんとなく気になる」「認知症ってどうやって勉強したら良いのか分からない」という方々への一助となる冊子が『もしも』です。

どんなことが書かれているの?

内容は3部構成になっています。
1.あなたの人生
2.記憶の支えと生活の支え~もの忘れが気になったら~
3.ご家族へ

1.「あなたの人生」では、認知症への理解、早期相談のメリット、相談できる場所や受診する機関の紹介が書かれています。

2.「記憶の支えと生活の支え~もの忘れが気になったら~」では、もの忘れが起きた時の日常生活での対処方法や、仕事を続けたい人へのアドバイス、医療機関での検査などの費用(初診で1万円程度)、地域包括支援センターの紹介(地域包括支援センターの探し方、相談は無料など)が書かれています。

3.「ご家族へ」では、認知症本人の気持ち、家族の対応方法、心構え、認知症の病状の進行のしかた、家族の相談場所などが書かれています。本人だけでなく、家族の方にも分かりやすい内容となっています。

 

認知症は誰しも起こりうる病気の1つです。認知症に対して関心のある方、認知症に対して勉強したい方、自分が認知症になった時のことをイメージするためにも分かりやすい内容になっていますので、読んでみてはいかがでしょうか。

参考文献1)認知症介護情報ネットワーク“もしも 気になるようでしたらお読みください”(2019年12月10日アクセス)


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