九州大学、「認知症と言葉」研究会、東京で開催

2019年8月3日

認知症コケーションのために分野を超えて話し合えること

九州大学では「認知症と言葉」をテーマに、社会言語学、メディア研究、医学、情報学といった分野より多様なゲストを迎え、8月10日(土)、東京・一ツ橋の一橋大学において研究会を開催します。事前申込制、参加費は無料(懇親会除く)。

福祉分野と考えられがちな認知症について、医学・情報科学・ICTなどの専門家を招いて、越境的に話し合います。本研究会においては特に「認知症と言葉」というテーマから広く国内外の有識者を招き、認知症という病と言葉との関係について広く検討するとともに、さらには認知症の患者や介護者を実際にサポートするICTやオンライン、データベース構築の取り組みについて国際適応という視点からも論じていきます。

発表テーマ

「認知症談話における主観性と間主観性ー心理動詞・見当識・患者フレーム認識に係る意味成分分析ー」
発表者:網野薫菊(九州大学言語文化研究院)
「質的データアーカイブとしての認知症の語りデータベース”のご紹介」
発表者:佐藤(佐久間)りか(認定NPO法人健康と病いの語りディペックス・ジャパン)
「認知症―この謎の病-;文学作品とメディアにおける認知症談話のイメージ表現」
発表者:Prof.Maarja Siiner(オーフス大学、デンマーク)
「原発性進行性失語について」
発表者:船山道隆(足利赤十字病院神経精神科部長、日本高次脳機能障害学会幹事)
「自然言語処理による初期認知症の発見」
発表者:荒牧英治(奈良先端科学技術大学)
「老齢者・介護者・組織間コミュニケーションを改善する言語的手がかりについて」
発表者:Prof. K.Grego (University of Milano)
「認知症コミュニケーションを改善するウェブツール「DemTalk」と多文化多言語環境に対する導入の試みについて」
発表者:Dr. Leela Koran (University of Malaya)、Dr. Tony Young (Newcastle University)

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク
「認知症と言葉」研究会


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