ゴルフで認知症予防・改善を目指す-大阪大学と日本プロゴルフ協会の取組み

2015年3月25日

地域活性化を活動方針に掲げる日本プロゴルフ協会

日本プロゴルフ協会(PGA)は、日本プロ選手権の主催やPGAシニアツアーを運営する公益財団法人だ。他、全国で親子とシニアの無料レッスンを行うなど、地域活性化に貢献する活動も展開している。

同協会は、2024年までにゴルフ人口を500万人にするなどの市場活性化に向け、「PGAゴルフアカデミー」の6月開校を発表。先日、東京で行われた記者会見の内容に注目してみた。

会見を要約した同協会のホームページによれば、ゴルフを広めるために幅広くプログラムを設定とあるが、目を惹いたのは医療機関と連携して作成するという認知症や生活習慣病の予防改善プログラムだ。

医学研究とスポーツ理論の融合、その先の地域社会貢献

認知症研究を含む老齢系の病態研究にあたる、大阪大学・大学院の医学系研究科。モデルケースとしての認知症診療ネットワーク構築などに取り組む、認知症の研究チームを有する。

同じく大阪大学・大学院医学系研究科に属するスポーツ医学教室が、アカデミーとの共同で認知症予防プログラムの作成や、ゴルファーの外傷障害に関する研究を行うという。

今回の会見では、プログラムの具体的内容は明らかにならなかったが、社会全体における認知症予防改善及び治療への貢献につながることを願いたい。

▼認知症関連おすすめ雑誌

▼外部リンク
公益社団法人 日本プロゴルフ協会
大阪大学 老年・腎臓内科学 老年内科 / 高血圧・老化研究室

【この記事を読んだ方へのおすすめ記事】

このページの
上へ戻る